派手さは無くとも巧さがあります。だからこそ見る者の心に伝わります。喜怒哀楽を包み隠さぬ人対人のヒューマンストーリー(動画)。真名人を決します尼崎G1競艇名人戦優勝戦はファン手帳最初のページの上から3番目、つまり現役では3番目に古参な13期1710万谷章62歳が若さ溢れる見事な4カド捲りを決めて1963年4月の選手登録から苦節43年、通算99回目にして遂に悲願の記念初優勝を達成致しました!おめでとうございます!
これはもちろん史上最年長記念優勝にして記念初優勝のデビュー最長という超遅咲き記録という快挙であります。これを若々しいカド捲りで成し遂げた事にも大きな意義があると思います。記念初優勝ということで史上最年長?かもしれない水神祭も行われました。
 水の上では厳しい職人も家に帰れば優しいじいじです。孫の為にも頑張ります。そんな好々爺ですが、千葉誠一アナの名実況だけではなく、正真正銘同世代だけでなく世代を超えた多くのファンに夢と勇気を与えてくれたものと思います。本当にありがとうございます(舟券も含めて)。来年の平和島SG総理大臣杯の出場も内定しましたので、63歳がSGに出てくるのを非常に楽しみにしてます。一番優勝して欲しかった選手が優勝して本当によかったです。

 後続ですが、超抜猿人33号機を引っ提げて08スタートを放った万谷の4カド捲りに乗して5コース07トップスタートから2番捲りの形となった小林昌敏がすんなり2着でしたが、3着はすんなりとは決まらず、大外から差した松野京吾がBS3番手も2Mで松野が流れ、そこをイン捲られ4番手でした水野要が逆転して3着に入りました。
 さまざまな重圧があります。しかし普段通りに泰然自若であります。静かに燃える兵庫の要水野要でしたが、もともとモンキーターンが下手ということでナイトスクープされてしまうターンスピードな上に、近況成績も優出メンバー中ぶっちぎりで悪かったという事実(万谷含む他の5人が新期A1濃厚なのに対してかなめちゃんは新期A2の可能性あり)は隠せませんで、2&3コースが34&28と遅れたのもありますが、自身も20とダッシュ勢力の07〜11に遅れをとっておりまして結果的に重圧に負けた形であります。それでも2Mで3着に上がった捌きは唐津SG全日本選手権優出3着等記念17優出の確かな実績(松野はSG優出無しでG1優出も今回入れて3回のみ)がなせる技でありましょう。スピードは優出メンバー中でも遅い部類に入りますが、捌きは上位でございます。以上でございます。

多摩川日本財団会長賞優勝戦

ゅぅゅぅに抱きつくウェイキーくん、ハグハグさあいこうゆうしょうせん、2&3コースが凹む展開もあって展示抜群だった岸本隆が4カド捲り、その捲りに乗っかって大外01タッチスタートからイン平石和男と2コース坪井康晴との狭い艇間を捲り差した中村有裕がちょっと熱い(でもゆうゆうにとっては寒い)スタート判定の緊張を無事乗り越えて岸本を差しきり、通算17回目にして快感の多摩川初優勝です!

ゆうゆうおめでとう!

 さて、レースを作った岸本が当地5連続優出を2着で締めたのですが3着は混戦。5コースから捲り差した上田隆章が3番手もイン平石が1Mずるずる〜っと後退!する展開からBS捲られ差しで差し伸びてきたつぼイが2M差して上田に並び、2周1Mはつぼイが先制して上田が差す展開でしたが出口に罠が!もたつき気味のつぼイに差してきた上田が突っ込んできて2艇が接触しつぼイが転覆!この時場内の一部では罵声が飛んでいた事をお伝えしておきます。ともあれこれで上田が3着を取りきりました。

 今日は多摩川競艇場に行ってきたのですが、その前に西国分寺の白河中華そば 孫市で昼食を摂ってきました。ところが、ここが行列になっていて府中本町駅に着いたのが15時半前。ちょっと焦りましたがバスはまだあったので一安心。ともあれ、本場併用両方の11Rには間に合いました。
 6号艇で機力も劣勢、正直2着までかなと思ってましたゅぅゅぅゅぅιょぅで非常に嬉しい誤算(でも岸本のおかげで舟券も)の表彰式(動画)は最前列の右側にいたのですが、動画の最後で隠れてこっそり写ってます。で、仮更新時から写真を2枚追加しました。
多摩川ゅぅゅぅ記念撮影多摩川ゅぅゅぅ表彰式


蒲郡G3企業杯S&Bゴールデンカレー杯優勝戦

 興奮と感動、具沢山に争われた第11回大会はいよいよ覇者を巡る優勝戦を迎えました。ゴールデン華麗なメンバーは以下の6人です(動画)。
旋回は驚異の迫力、疾風の速攻劇。ファンに興奮を振る舞いますか1号艇イン濱野谷憲吾。その風貌はまさに頑固職人でありますが当然いい仕事をします2号艇2コース吉川元浩
枠を主張しました、唯一フライングのハンデもありません。チャレンジャー精神でデビュー初Vを狙う3号艇3コース今井貴士。時に進入は大辛。辛さの後に旨さが残りますが今日は枠番通りに折り合ったぁ!今節は全速差し冴える4号艇4カド守田俊介。ガツーンと感じるインパクトの出足、混戦捕らえるか繁野谷圭介。外に回ってもショットは軽快、侮れませんか中里英夫、以上6人です。
 レースはイン10トップスタートから遮断の逃走、グリップしながら逃げる濱野谷が1Mで早くも独走となり、他の選手にとっては強敵の辛口。マスクは甘口。最上級のゴー黄金の華麗の舞いを披露しまして戦前の予想通り優勝を射止めていきました。その走りはファンに元気を与えます。きらめく東都の豪快スターKengo Hamanoya濱野谷憲吾!
後続ですが、4カドからシャープに捲り差したもりしゅんが濱野谷にブロックされながらもしっかり2着に入り、もりしゅんに捲られながらも立て直して差したメンバー中唯一のB1今井が3着に入る健闘を見せました。ちなみに吉川はもりしゅんに捲られて引き波に呑まれた後はいい仕事が出来ずドベです。

 表彰式で副賞のS&Bゴールデンカレー1年分を獲得した濱野谷、濱野谷の子供も大好きなカレー獲得に濱野谷はご満悦。
水の上では先輩も後輩もありませんが、足合わせを東京支部とやったりとピットで東京支部同士仲がいい様子が目立っていたらしい濱野谷、インタビューでは「(カレーを)東京支部のみんなにおすそわけしたい」と申しておりました。

桐生競艇タイムス杯優勝戦+かずみ凱旋G2競艇まつり】

 競艇名人戦優出2着と健闘した小林昌敏に続け!とばかりにイン戦に挑んだまちゃあき海賊団吉村正明は、4カド14トップスタートから捲ってきた遠藤晃司の捲りに対して抵抗の先マイをしたまではいいのですが迂闊にも遠藤の捲りに飛びついてしまい、遠藤を飛ばしたものの吉村まで大きく流れてしまい、そこを大外から捲り差した鈴木賢一(優出メンバー中唯一戸田SG笹川賞出場予定)によって差されてしまい、無念無念吉村正明は師匠同様2着に終わり、鈴木賢一が優勝して初代競艇タイムス杯優勝者となりました。
 さて、優勝した鈴木賢一ですがイン戦でした準優9Rでは吉村正明のカド捲りに冷静な小回りで応戦(吉村にもこういう逃げをやって欲しい)してBS併走に持ち込み、2Mは鈴木賢一が先マイ。しかし吉村正明がここでいい差しを見せて2周1M内先制で突き放し1着となって鈴木賢一は2着になったのですが、このお返しをした形になりましたね。

 昨年の大村G2競艇祭〜九州スポーツ杯〜覇者吉村正明は桐生にいることでも分かるように、明日から始まる今年の大村G2競艇祭〜マクール杯〜には出場しないのですが、競艇祭には今日行われた衆議院議員千葉7区補欠選挙で見事当選を果たしました千葉の怪物くん太田和美が凱旋出場します!初日は6R10Rの2回乗りですが、2日目はメインレースのドリームトライアルに出場します。25歳の若さで住之江SG賞金王決定戦を獲得し、遂に国会議員にまで登り詰めました太田和美議員に暖かいご支援をお願いします。負け組ゼロの社会を目指して和美ちゃんは国会で頑張るのです。

鳴門優勝戦

 4カド16トップスタートから差したびわこ天皇山田豊(記念4勝全てびわこ)がイン竹上真司を差しきり2M先制、そして2Mで差し返しを狙うもバタついた竹上をここで振り切り、当地連続にして通算41回目の優勝

ナイスミドルの貫禄だね!

 対して、2コース32凹みスタートの戸田天皇池上裕次(記念6勝全て戸田)はナマクラ差しから、山田に差され竹上を逃がして3コースつけまい齊藤仁とは接戦も競り負けで4着に終わりました。A1勝負駆けは成功だけどやっぱだめぽ。

宮島陽春賞優勝戦

 嗅ぎ薫る陽春は季節風のいたずらで3日目8R以降打ち切りとなったりしましたが、優勝戦は山口2艇&佐賀2艇&埼玉2艇と見事に地区対抗戦となりました。
進入も123/546と内2艇が山口、中2艇が佐賀、外2艇が埼玉とはっきり分別されたレースは、5コース佐竹友樹(埼玉)が40と遅れて大外の鈴木博(埼玉)が20のトップスタートから絞っていき、3コース松江秀徳(佐賀)に抵抗されながらもつけまい敢行。しかし松江のブロックに助けられた格好になったイン加木郁(山口)が鈴木博の捲りを受けずに逃走態勢を固め、A級勝負駆けで挑んだ追加斡旋の今節は最高の結果を生んで通算2度目の優勝を飾りました。
2コース順走の森脇徹(山口)が4カド差しから2Mおっつけて来た長溝一生(佐賀)を外握り込みでかわして2着を守り、優勝戦は山口ワンツーとなりました。つけまい届かずも長溝と3番手を争っていた鈴木博が2Mで長溝のおっつけが不発に終わったところをきっちり差して3着に入っています。

児島瀬戸大橋開通13周年記念優勝戦

 4コースカド受けスローがまし14トップスタート谷村一哉を牽制してイン先マイした飯山晃三の旋回は懐が開いて2コース吉田弘文には絶好の差し場となり、この展開を見逃さずにきっちり差した吉田が優勝しました。よって飯山晃三は2着まで。とはいえ80期同期ワンツーにはかわりありません。
飯山に牽制されて捲り差しに切り替えた谷村ですが、吉田にも合わせられて間を割ることが出来ず、5カドから差し込んできた寶田亮治に差されて4着でした。

常滑黒松特別優勝戦

 内2艇の67期コンビによるマッチレースになり、2コース市川哲也がイン渡邉英児を一度は差しきりますが、2M先マイしたテチャーンを差し返した渡邉がHSでは有利な立場となり、2Mでテチャーンを牽制しての先マイに成功した渡邉が優勝を飾っています。同期マッチレースに競り負けたテチャーンが2着で、3コースから握り込んだ滝沢芳行が3着に入っています。

芦屋日本モーターボート選手会会長杯優勝戦

 4カド12スタート井川大作が3コース07トップスタートから捲り差した大神康司の上を捲り差して、この折伏差しがインから逃げる横澤剛治に届きそうな勢いでしたが艇が浮いた分井川は届かず、横澤が押し切りに成功して優勝しています。
2着は差し届かなかった大作、3着には大神が入っています。