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 お待たせいたしました。多摩川競艇今年最後のシリーズを迎えました。第24回の多摩川カップ。大晦日、31日までの6日間のロングランシリーズの幕開けです。第3Rが始まりました。多摩川育ちで2009年平和島地区スターの4号艇後藤翔之が単騎でカマシて大外です。内側から12356、そして4番です。スピードが乗ってきました。第3Rスタートしました。3号艇5号艇がスタート決めていきました最初のターンマーク。3号艇渡辺史之(千葉在住群馬支部)が捲って先頭に立ちますが、「お〜っと、後ろでは落水です。」と捲り差しに行こうとした6号艇若女井正昨年優出2着)が1号艇亀山雅幸と接触して責任外の落水です。
 これにより5艇による争いとなったレースは5号艇大西英一の捲り差しが渡辺史之に迫るものの締められて後退、伸び返した2号艇高橋二朗が内から大西に迫り、更に2艇の内から後藤翔之が艇を伸ばし、実質最終ターンマークの1周2Mは渡辺史之、後藤翔之の順で旋回。ですが高橋二朗と大西英一が後藤翔之を差しきり、2周1Mは事故艇と救助艇の外側を渡辺史之、高橋二朗、大西英一の順で旋回し着順が固まりました。
 そして3周1M、事故艇を内でなく外へ持ち出し是政方面に移動していた救助艇の内側を渡辺史之は航走し、残る4艇も続いて内側を旋回。
 その結果、「なおこのレース、このレース、舟券の方は大切にお持ち下さい。このレース、舟券の方は大切にお持ち下さい。このレース、舟券の方は大切にお持ち下さい。(ピンポンパンポン)お知らせいたします。このレース、全選手が失格となりました。このレース、全選手が失格となりました。舟券の方は大切にお持ち下さい。お手元の投票券大切にお持ち下さい。お知らせいたします。このレース、6番の若女井選手を除いた5選手は航走指示違反によりまして失格となります。6番の若女井選手は落水による失格、他の1番から5番までの5選手は航走指示違反によりまして失格となりました。従いましてこのレースは全て返還となります(動画)。
 とヤッターマン田中伸明アナのお知らせ通り、このレースは落水による1艇失格と23条2項内外回り違反による5艇失格の全艇失格でレース不成立。返還総額は1067万200円でした。
 内外回り違反によるレース不成立は今年だけで8月の津中日スポーツ高虎杯争奪戦5日目10R準優勝戦、先月勤労感謝の日の平和島神奈川新聞社賞4日目12Rに続く3件目であります。
 これにより、責任外落水のワカメちゃんと1回乗りでこれがラストレースになった渡辺史之を除く4人は後半レースを走って帰郷。嵐のマッチョマン高橋二朗は自らの名を冠した浜名湖うな二朗のクッキーアタック(1月9日〜13日)で今回の悔しさを晴らすはず。ちなみに事故に巻き込まれてしまった後藤翔之は平和島の地区スター(多摩川地区スターは引き続き長畑友輔)ですが、地区スター就任後初の平和島参戦となる正月の大一番東京ダービーで悔しさを晴らすはず。

 (追記)27日付日刊スポーツの記事によると
 「しかし、リプレーなどでは3周目に事故艇の外を安全に回れるスペースはないと見られ、渡辺も「あの外は回れないし事故艇は競走水面外と思って内を回った」と不満を漏らす。ベテラン大西も「審判の誤審か救助艇のミス。帰れと言われれば仕方ないが納得はしてない」と憤った。30〜40人のファンからも放送が不明瞭、舟券を捨ててしまったなどの抗議が寄せられた。これらを受け、飯塚充審判長は「自分の判断が甘かった。厳しく言われれば判断ミス」と、内側を通る指示を出さなかった不手際を認めた。岡崎幸平多摩川担当理事も「お客さんはもちろんだが、選手にも気の毒なことをした。審判長はすぐに代えました」と語った。それでも判定が覆ることはなく、しかも5選手は責任失格。現状、選手側は泣き寝入りする格好となり、ルール上とはいえ、あまりにもお粗末で後味の悪い結果となった。

 外へ移動してしまった救助艇、それを見落とした審判長に問題があったことを認めましたので、即日帰郷の事実は覆らないものの当該事故で通常適用される当該場斡旋拒否は無さそうですね。多摩川で育った東京支部のホープ後藤翔之を再び多摩川で見られる日は近そうです。


 上記のアクシデントはありましたが、江戸川競艇場で6日間場外発売されるのと東都のエース濱野谷憲吾と今年V5狙う作間章が出場する事で注目度大な多摩川カップ。自分の仕事納めは大晦日なので、節間江戸川の場外に1度行ければいい方かもです。ちなみに大晦日の江戸川競艇場では今年もマグロ解体ショーが実施されます。

 さて、本日の実況は前半6つをヤッターマンアナ、後半6つが野村達也アナが担当と、メリークリストファー・ロイドイブのJLC NEWS艇声人語に出演したコンビが実況。ゴン太アナはお休みでした。
 ということでノムさんが実況した初日メイン多摩川選抜戦は1号艇濱野谷と2号艇さくまあきらが内を固め、更には3号艇山田竜一に4号艇中野次郎(昨年優勝者)、1艇飛んで6号艇角谷健吾(平和島不成立事件当事者)と6人中5人がTokyo bay piratesという豪華番組で、残る5号艇中里英夫にとってはものすごく肩身の狭い番組に。
 レースは枠なり3vs3の進入から濱野谷が白浜になって逃げ切り1着、さくまあきらが濱野谷をマーサクしての差しで2着、山田流の握りマイで山田竜一が3着、以下枠番通りに入線して進入も着順も枠なりでした。