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 全国地区選手権のトリを飾るのは摂津(住之江・尼崎)、近江(びわこ)、越前(三国)の三国無双G1近畿地区選手権。日本一の激戦区のキャッチコピー通り、大駒が続々消えた激戦の末に優勝戦は以下のメンバーに。

1:古場輝義(記念Vは1999年1月唐津G1全日本水の王者決定戦競走
2:金子龍介(記念Vは2006年10月下関G1競帝王決定戦
3:川北浩貴(記念12優出目での初V狙い)
4:稲田浩二(デビュー5年弱での記念初優出)
5:松本勝也(記念21優出目での初V狙い)
6:吉川元浩(記念Vは2007年福岡SG賞金王決定戦、2008年3月三国G1北陸艇王決戦、同年2月尼崎G1近畿地区選手権、2007年9月下関G1競帝王決定戦、2005年12月G1三国モーターボート大賞等V10)


 ダブルドリーム組の12人からは外枠2人が優出。名人戦世代の男は黙って古場輝義(富山在住大阪支部)と94期新鋭の稲田浩二の世代対決が個人的な注目だった一戦は、吉川トリオから唯一優出した元浩が動いたスタート展示の123645から2号艇の金龍がピット大きく出遅れ、本番はスロー4艇がやや深めな1362/45の進入に。
 そしてカドのイナダッシュは13の3番手スタートながら「踏み込む感じが怖い」という弱気なインタビュー通り、カド受け05スタートの金龍にあっさり合わせられて絞れず、外マイ大きく流れて最終着順は6着と苦い結果に。
 そんな中、賞金王含む記念V10と他5人を圧倒する実績を持つ吉川元浩が北西追い風5m波高4cmを恐れぬ04トップスタートを踏み込み、荒水面にいくらかキャビりながらも捲りを決める強気なレースで古場復活Vの野望を一気に打ち砕き、枠の悪さもなんのその、まさに格の違いを見せ付けた形で当地記念V3となる記念V11・通算37回目の優勝で地区選連覇達成。11月以降の勝率はなんと9.25であります。
 後続は古場と川北の間を割ろうとした金龍の捲り差しが不発に終わり、川北の差しを振りきった古場が2番手に。しかし「おはようございます。え〜金子龍介です。え〜地元の金子貴志さんのファンはボクを応援して下さい。よろしくどうぞ。」と選手紹介(特設サイトに動画あり)で地元ファンに呼びかけた金龍が2Mで古場と川北の間を割り、突進気味の押っつけながらも古場を差しきる事に成功して2番手浮上。これに対し、大阪支部ながら越中富山在住で三国は準地元の古場がHS外から一気に斜行しての切り返しで2周1M金龍に押っつけますが金龍は包みきって古場は空振り。神戸カンパニーの同学年コンビによるワンツーとなりました。
 1960年3月1日生まれの古場輝義48歳は結局5着に終わり、2000年4月に住之江で開催された第1回G1競艇名人戦より2ヶ月前の2000年2月に丸亀四国地区選手権を制した安岐真人元選手以来となる、名人戦世代が名人戦以外の記念を優勝する記録達成はならず。

 ちなみに北陸三国で開催された近畿地区選手権の節間売上は48億2665万7000円と、金曜日が6R以降打ち切り順延で実質6日間半開催になったのが日数増によるプラス要素か日曜優勝戦を逃した事によるマイナス要素に出たかはわかりませんが、ともかく終盤2日間が単独開催になったのは大きいでしょうということで全国地区選手権で一番の売上に。
 尚、地区選手権こそ全て終了しましたが、住之江競艇では引き続き報知杯争奪全国地区選抜戦を19日まで開催中です。

津なぎさまち開港4周年記念レース優勝戦

 強風高波浪で後半6つが2周戦になった津なぎさまち開港4周年記念。「セントレアからなぎさまちまでは高速船で約40分ですが、迎えますのは2分足らずの高速水上バトル。(動画」の優勝戦も波高5cm北西向かい風7mの1200m電撃戦で、「先頭をハシッテホシーノというファンの期待に応えられるかどうか。」とファンの夢を乗せて1号艇星野太郎(三重)が126/345隊形のインから25トップスタートで逃走態勢を築くもターンマークを外し気味の旋回になって2号艇木村光宏(1971年2月16日生まれ)の差しが届きます。更に3号艇細川明人の2番差しが2艇に迫りますが、2Mアギトを包みきった木村がアギトを差した太郎を振りきり、今年は唐津G1全日本王者決定戦を含む3回目・通算40回目の優勝を優勝回数より2つ若い誕生日に達成。太郎は2着で、ある時は衆議院議員、ある時はニュースキャスターの木村太郎ワンツー完成。

 ところで、今節から進入固定の「ツッキーワクなりレース」が第9Rに組まれましたが、5日間の出目は初日が3-2-6、2日目が1-4-3、3日目が1-2-5、4日目が1-2-3、最終日が1-2-3と、A2とB1が3人ずつの接戦番組だった初日以外はA1選手が1号艇に組まれ、2日目以降は順当に1号艇が勝ち上がりました。