「毎日G1×24レース」をキャッチコピーに2つのG1が完全提携したコラボレーションG1が本日最終日でしたが、2つの優勝戦1号艇が共にトーキョーベイパイレーツになったのは個人的に嬉しいコラボレーション。
 まずは福島県にボートピア玉川、茨城県にボートピア岩間を持つ浜名湖競艇の薄暮開催G1浜名湖ダイヤモンドカップ優勝戦みんなで盛り上げよう笹川賞開催(節間売上50億8755万2400円)から。
 「姓は福島、住まいは茨城。そして浜名湖は連続優勝中。(動画」と好相性かつ準地元といっていい程縁ある水面で、コラボG1PRの媒体訪問も行ったBP岩間代表にしてコラボG1宣伝隊長のベイパ福島勇樹王子が1号艇でしたが、枠なり3vs3の進入から1M先行したゆーき王子のターンは流れてしまい、3号艇池田浩二の捲り差しが入って先頭は池田浩。
 しかし2M池田浩のターンがやや流れたところにゆーき王子渾身の差しが入り先頭逆転。2周1M池田浩の差し返しを振り切ったゆーき王子が先頭を守り、
 「アイドル系の甘いマスクの内にしっかり根付く猛々しいアスリートの心。華麗なるシュプールを描くかのごとく鮮やかな航跡を刻んでデビューから8年と9ヶ月、悲願のG1ウィナーの仲間入りを果たします。ベイパイレーツ次代の担い手福島勇樹今先頭で最終ターンマークをクリアー。
 と、早稲田実業時代にアルペンスキーで国体に出場した元祖早実のゆーき王子はスキーからボートの世界に身を移し、87期生として2000年11月8日に平和島むさし府中商工会議所創立30周年記念レース初日3Rでデビューし、デビュー即1着の快挙。
 その後いろいろありましたが、ベイパシーズン2メンバー入りした今年は5月の蒲郡G1オールジャパン竹島特別でG1初優出を飾ったり、前走地芦屋艇友ニュース杯争奪戦で年間V3を飾るなど過去最高の成績。そして、今年4回目・通算11回目にして遂に同期一番乗りのG1初優勝
 浜名湖は4節連続優出にして昨年10月ボートピア玉川10周年記念福島民友新聞社杯と今年5月ボートピア岩間開設5周年記念茨城新聞社杯に続く3連続優勝です。

桐生G1赤城雷神杯優勝戦

 夕方はベイパのゆーき王子がG1初Vで平和島SG総理大臣杯の権利も獲得。そして今夜開催された江東花火大会もよく見えた江戸川競艇場でも場外発売されたナイターG1赤城雷神杯(節間売上53億1686万2800円)はベイパが誇る東都のエース濱野谷憲吾が今年初Vを懸けて1号艇。
 スタート展示は4号艇江口晃生がインを奪った413256の並びでしたが、本番は濱野谷が枠を主張して142/356の進入。
 そして5号艇・チルト+1度の飯山泰(ベイパ)が10トップスタートも13スタートの3号艇中辻崇人が壁になり、中辻は14スタートの2号艇山崎智也が壁になり、山崎の捲り差しは24スタートの江口に抵抗され、濱野谷は20スタートながら勝負所各メンバー殺到した1Mを冷静なターンで悠々逃げ切り、昨年大晦日の多摩川カップ以来となる通算52回目にして記念は区切りのV20で桐生の記念は自身初記念タイトルだった1997年の41周年以来となる2度目の優勝。平和島ムテキングともお伝えされた男がめでたく総理杯当確です。
 2番手争いはシエロの抵抗を振り切った山崎智也と差した6号艇辻栄蔵の争いになり、2M→2周1Mと外全速で辻ちゃんを包んで回った山崎が2着。

尼崎競艇ニュース・競艇研究社杯優勝戦

 以上の様にコラボG1は共に1号艇のTokyo bay piratesクラブ員が優勝して結果もコラボしましたが、「プールで競う真剣勝負はローマ世界水泳だけではありません。舞台はアーマ、センタープールの短期決戦であります。競艇ニュース・競艇研究社杯。いよいよシリーズの金メダル争いです。第12R優勝戦を迎えます。(動画
 と、メルマガも大好評な千葉誠一アナの口上があったセンタープールの4日間決戦ではTamagawaBPクラブの86期4059入澤友治がデビュー初Vに王手をかける1号艇。
 そして枠なり3vs3の進入から入澤が13トップスタートの速攻で2号艇・「裁判員よりずっと前からさばきは的確、かつ大胆です。不惑のエイちゃん」こと渡邉英児の差しを振り切って堂々押し切り、
 「どれだけ雨が降ろうとも、明けない梅雨は無いんです。デビュー9年3ヶ月、17回目の優勝戦進出でとうとう自らの梅雨明け。デビュー初優勝の栄冠をたぐり寄せます。先頭は1号艇の入澤友治。心にゆとりが生まれました。もっと上で勝負したい。そんな向上心も沸いてきました。だからこそ近況充実。そしてこのたくましき走りであります。節一パワーで絶好枠、そんな大きな重圧にも打ち勝ちまして長かった我慢の時、最後の雨に別れを告げます。おめでとう、デビュー初優勝。
 と、元多摩川地区スターの入澤友治は17度目の優出にして遂にデビュー初優勝であります。

 それにしても、たった一度しかない初優勝の表彰式を映像だけで音声を流さなかった8月からの新JLC NEWS(60分)はちょっといただけないですね。
 他にもレース映像を極端に短くして着順も先に表示しちゃったり実況音声にキャスターの語りを被せたりするなど、放送時間を短縮したら短縮した分内容も薄くなってます。今日の○○とか競艇フラッシュとか特集とかはカットして優勝戦が無い日に回せば60分でも90分時代並みの映像量をOAできるはずです。ネットでは見られない選手紹介や表彰式をOAしてくれたところにJLCの良さがあったのですから。今回の改悪でその良さが失われたのは非常に残念です。
 また、レース映像を各場まとめて流した後に結果のボードを各場まとめて出したりと、効率の悪さも目立ちます。

江戸川アサヒビールカップ優勝戦

 G1を除くと江戸川では最も優勝賞金が高い150万円を懸けて争うアサヒビールカップは1号艇桂林寛が1Mを先行するも、2号艇繁野谷圭介が捲った事で出来た差し場を突いた3号艇古結宏が桂林を差しきり、前走地下関元気な社長ちゅら花杯に続く今年3回目・通算4回目にして江戸川初優勝。桂林は2M内突いてきた5号艇大庭元明を差して捌いて2着。ちなみに古結は藤丸光一斡旋辞退による追加斡旋を生かしての江戸川初Vでした。

 江戸川次節は15日からオール東京支部の大江戸賞。浜名湖G1を勝ったゆーき王子も桐生G1を勝ったはまけんも尼崎で初V決めた入澤友治も参戦する凱旋シリーズです。

児島いいことイロイロ16#杯優勝戦

 最近スタート事故多発の児島競艇では今日も枠なり3vs3の進入から5号艇金田大輔(岡山)が+02のフライングを切ってしまいますが、13スタートの1号艇立間充宏(岡山)は09スタートから捲ってきた4号艇國崎良春を張って回りつつ、タツマッチはFった金ちゃんの差しも振り切って2006年1月住之江睦月ときめき競走以来となる通算19回目の優勝
 金田前退き(その後2Mで転覆)による2番手争いは差した6号艇加藤高史が優勢も、順走の2号艇石川哲秀が2M加藤鷹氏を差しきって逆転、2周1Mでは内突いてきた國崎を行かせて捌き2着を取り切りました。

平和島G3企業杯キリンカップ初日

 ファン投票で選抜された12R東京ベイ選抜戦はTBPが3人乗艇しましたが、6号艇長岡茂一(TBPにしてBPクラブ)がチルト+3度に跳ね上げた枠なり3vs3の進入から11トップスタートの3号艇三角哲男(TBP)が捲りに行くも15スタートの1号艇熊谷直樹(TBPにして今節選手代表)が突っ張って逃げ切り1着。
 後続は差し順走で2番手の2号艇峰竜太に対し2Mで5号艇木村光宏が押っつけて飛ばし、この展開を突いて4号艇白水勝也と三角の差しが。
 2M2番差しの三角やや優勢の展開から2周1Mで峰竜太と木村が切り返して内に潜り込みまして峰竜太が先に回りますが、ここで三角が峰竜太と木村の間を割って峰竜太を差しきり2着のTBPワンツー。3着は2周2M白水を行かせて差した峰竜太。