青いカリスマ・北陸艇王今垣光太郎が埼玉県戸田競艇場のSGグランドチャンピオン決定戦を4号艇4カド捲りで制してから1日経ち、今日はガッキーの地元三国、それに大津びわこの2場で優勝戦でしたが、ポールポシジョンの1号艇はなんとどっちも福井支部。
 21日決勝だった大津びわこ競輪場のG1高松宮記念杯競輪では埼玉県の平原康多がG1初Vを飾りましたが、びわこ競艇場の2007年末ファイナルでデビュー初Vを飾った福井の松村康太が今日のびわこ競艇水無月賞優勝戦1号艇。ちなみに5号艇には長崎の飯山晃三が乗艇です。

 「静寂の中に大器の片鱗を見せる、適当は卒業。全てに考え抜くミニマムなたけし軍団の怪物は松村康太!」とか「誰が呼んだか、北陸福井のブサイク王子こと松村康太。走りはかなり今節男前です。パワーはかなりのイケメンモード。伸び足自慢、回り足も軽快です。」とかの紹介をされた事もある松村康太は142/356のイン進入から押し切り先頭。
 2番手は差した3号艇繁野谷圭介が優勢でしたが、2M切り返してきた4号艇藤丸光一を繁野谷が包んだ展開を突いたのは、1M捲り差しから2M差した6号艇今泉和則。モーター2連対率もボート2連対率も66.6%だった今泉は繁野谷に舳先を掛け2周1Mを先行。なおも外で食らいつく繁野谷を2周2M内先マイで突き放して、ここで2着争いに蹴りを付けました。

 そんな2着争いを尻目に松村康太はトップを快走してびわこ2回目・通算4回目の優勝。昨年6月三国G3新鋭リーグ戦ヤングヒーロー決定戦以来となるVを飾って颯爽とバックストレッチに入りましたが、バック向かい風3mと波のうねりに煽られた松村康太はスピン気味に派手に艇が裏返って転覆。1人水神祭をやってしまった松村康太の代わりに今泉和則がバックストレッチを駆け抜けていきました(水神祭付き動画)。
 ちなみにブサイク王子の命名と縁が深い十三スポーツさんの記事によると特に負傷は無く、伝説がまた増えちゃいましたとのことだそうです。

三国みなづき第2戦優勝戦

 「みなづき第2戦はいよいよファイナル。昨日までとは変わって雨の水上。コンディション変わってもここまで来たらあとはVゴールつかみに行くだけ。(動画
 「競り勝つ強さに突き抜ける鋭さと初日から気合戦で勝ち上がって来ました。引き寄せた絶好のチャンス、地元初Vできっちり掴むか。」と、大荒れだった2本のカニ坊準優勝戦を11R3号艇で勝ち上がった石川在住福井支部の表憲一が1号艇を手に入れ、インから123/456の順です。スタートしました。
 「1コース、4コース、1番4番好スタートで1周1Mの攻防に向かって行きます。好スタートから逃げ切りたい1号艇表ですが、先行して捲って行ったのは4号艇後藤です。」と、05トップスタートの表に対して07スタートの4号艇後藤正宗が襲いかかり一気に捲って行きますが後藤の捲りはやや流れ、後藤に抵抗せず小回りに徹した表が先頭に。
 「Vゴールへとトップ快走です。1号艇の表憲一、約4年ぶりの優勝へと運を切り開くだけのパワー戦で今節しっかりとアピールを見せています。」表は2005年9月唐津G3新鋭リーグ戦以来となる通算3度目にして地元三国初優勝のゴールイン。
 捲り流れて2番手の後藤は2Mで3号艇島田一生を行かせて捌き2着でゴールイン。